五色池通信 239 2003年10月8日発行

21日は、台風でしたよね?でも、『やるとなったらやるぞ!』の五色池精神に則り、カンタンの会を強引に実行しました。鳴く虫の先生、石水さんも駆け付けて下さり、6時過ぎから聞き始めたのです。

予定は3時集合、通常の五色池での作業をした後、ビール片手に鳴き声を聞こう!というオツな企画が、台風の影響ですっかりと予定が狂いました。しかし、中には元気のカタマリが数名いて、1時ごろから五色池に来て投網を打ちたいという素晴らしい人たちがいました。そうです!あの新八三人娘のうちの二人、野内さん・野村さんと石川さんです。しかし、寒さに耐え切れず、僕が3時頃五色池に到着するなり、倉庫から焚き火セットを急いで出して、暖を取りました。言うまでも無くその後は、石川さんは焚き火から離れられない、二人娘は体が温まると投網を担いで、池へ猛ダッシュ!!そこが年の差ですか?まぁーご苦労な事でした。

 この日台風にも負けずに駆け付けてくれたのは、石水さん・佐藤さん・大塚さん・加藤さん・白鳥さん・及川さん、五色池デビューの「足立の川を考える会」の太田さんとご苦労な3人と橋本、特別ゲストで野内さんと野村さんの中学の先生、O先生が参加し、12名でカッパを着ながら虫の音を楽しみました。

 ところで、この日に来られなかった人は、“ 雨の日に虫が鳴くのか?”と思いますよね。ちゃんと鳴いていました。あぁっ!その前に報告しないといけない事がありました。前号のお知らせに一人つまみを一品持ってきましょう!と、お知らせがありました。その結果、美味しいものが沢山食べられました!カニが入っていたオニギリ、ナスの漬物、ゆでたまご、コンニャクの煮物、五色池産フナのみそ焼きなど等!とにかく、鳴く虫の音色を、腹の虫が邪魔して聞こえなくならぬ様に、まず、腹ごしらえをしました。本当に美味しいおつまみを持参してくれた方々ご馳走様でした!

 さて本題の鳴く虫ですが、人によって聞き取る音の発音が、微妙に違いますよね?この日は、〈コロコロリー・コロコロリー>と聞こえる“エンマコオロギ”。<リッリッリッリッ・リッリッリッリッ或いはジッジッジッジッ・ジッジッジッジッ>と4音で一区切りの“ミツカドコオロギ”。<ジジジジジ>と聞こえる“オカメコオロギ”などが多く、中には、「<ヒヒヒ>と鳴くのがいた!」と、叫ぶ声がありましたが、どう聞いても<ヒヒヒ>とは聞こえないのですが・・・・。まぁ〜本人たちにはそう聞こえたのでしょうが、周りは爆笑!結局、エンマコオロギの変わった鳴き方だったのでした。この日の本命、“カンタン”の声は聞けませんでしたが、石水さんと佐藤さんが“カンタン”を捕まえてきて、実物を観察する事が出来ました。実物を見られたので参加者全員ちょっとは幸せになれるかも?そうそう、『カンタンの音色を聞きながら寝ると幸せになれる』と言う言い伝えがあるそうで、実際に石水さんは聞いて寝た事があるそうです。なので、今、鳴く虫の事を大勢の人達に話す事が出来る。それが、石水さんの幸せだそうです。うらやましい限りで拍手を送りたいコメントでした。サカナには枕元に置いて寝ると幸せになるって、言い伝えのサカナっているのかな〜?今度、君塚先生に聞いてみますね。

 鳴く虫の音色に酔いしれたら、今度は、ビールで酔いしれたくなった面々!加藤さんからビールの差し入れもあって、そして、O先生が雨の中、自転車を飛ばし、ビールを買いに行ってくれました!なんて、素晴らしい先生でしょう!ありがとうございました!!

 耳もお腹も満足し8時頃五色池を後にしましたが、虫たちの音色はまだ止まず、後ろ耳を引かれる思いで歩き始めました。雨でも、雪でも、台風でも、猛暑でも、とにかく、自然の中で遊ぶのが一番!って、実感した悪天候の五色池でした。 
                報告   橋本浩基
 

カンタン鳴き声を聞きながら寝ると幸せになれる!” 知っていました?

これがカンタンです→

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